親子での習い事に料理教室をおススメする理由。

親子での習い事に料理教室をおススメする理由。

『習い事』と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

やはり真っ先に思い浮かぶのは習字やそろばん、ピアノといった、いわゆる王道と呼ばれている習い事が思い浮かびますね。 

また、スポーツ系の王道の習い事といえば、野球やサッカー、水泳などでしょうか。他には空手や柔道といった武道も『強くなるだけでなく、礼儀正しい子に育ってほしい』という親御さんの思いから非常に人気が高い習い事です。これらの王道と呼ばれている習い事と肩を並べるくらいメジャーなものに、料理教室があります。

もちろん料理教室ですので料理を習うわけなのですが、今回料理教室を取り上げたのは単に料理の作り方だけを学ぶというわけではなく、おススメするさまざまな理由があるからなのです。料理教室で実際に自分で料理をすることによって料理を作ることの楽しさを知ることができ、お子さんが食への興味や関心を持つことができます。さらに食事のマナーなども同時に身につけることができます。

昨今では孤食や栄養の偏った食事、また食生活が原因で起こる様々な体調不良など、食に関する問題が叫ばれており、改めて食育の大切さが取りざたされています。親子での習い事として料理教室に通うということはこの食育を親子で正しく学ぶことにもつながりますので、現代にマッチした習い事としてピッタリなのではないでしょうか。

今回は親子での習い事に料理教室を選ぶことのメリット・デメリット、教室選びのポイントや注意点等をまとめました。

親子で料理教室へ通うメリット・デメリット

まず最初に親子で料理教室へ通うメリットは、なんといっても親子で料理を一緒に楽しめるということです。一緒に料理を作ることによって親子間で共通の趣味ができますし、料理教室で習った料理をおうちでも一緒に作ることによってお子さんと共に過ごす時間を楽しむことができます。

更にお子さん自身で料理を作ることによって料理の楽しさを知ることができ、自分で作れたことに対して達成感を得たり、自信をつけることにもつながります。また、料理教室では料理の基本的な調理方法や、栄養バランスの良い食事作りについて学ぶことができます。例えば、現在のスーパーでカット済みの野菜や切り身の魚を目にすることが多いため、カット前の野菜や切り身にする前の魚の形を知らない子どもが多いと言われています。

野菜や魚など食材本来の形を知ったうえで野菜の切り方や火の通し方、肉や魚の調理方法などについても学べるうえ、出来合いのものではなく、食材から調理ができるようになって健康的な食生活習慣も身につけることができます。

また、料理というのは五感をフルに使うことができます。調理前に食材を洗ったり切ったりすることで触覚が刺激され、焼き色や盛り付け時の彩りなど視覚を、焼く揚げる蒸す時に発生する音や匂いで聴覚や嗅覚を刺激します。

実際の食事で味覚が刺激されます。このように子どもが五感を刺激されると表現力が豊かになったり想像力が豊かになり勉強にも良い効果が期待できるとされています。他にも冒頭でも少し触れましたが食育が叫ばれている昨今では、食の大切さや食にまつわる文化、食事や食べ物に対する知識、そして生きていく上で健康的な食生活を学ぶということについて推奨されています。

小さいお子さんから大人までのあらゆる世代で食育は重視されていますが、現在のお父さんお母さん世代がまだ子供だった頃、食事について詳しく学ぶ機会は少なく、あまり気にしたこともなかったはずです。しかし、今は違います。小さいときから子どもたちに食べ物や食生活の大切さを教え、健康的な食習慣を身に付けることはとても大切なことです。

核家族化によって薄れてきた日本古来の伝統的な料理についても親子で学ぶことができ、例えばお正月や節分など季節ごとのイベントメニューなどはスーパーやコンビニで購入する事が多くなり手作りをする機会が減っているので親御さんも作った経験がない場合があり親子で料理教室に通うことで親御さんも日本の食文化を学ぶきっかけになるのではないでしょうか。

こうした食育が大切とされている背景には食に関連した様さまざまな問題があるとされています。例えば、偏食がひどく特定の食べ物しか食べない、といった偏った食事をしていると成長・発育に必要なビタミンやミネラルといった栄養素が不足してしまいます。

また、最近ではファストフードをよく食べることにより食べ物を噛む回数が減り、その結果としてアゴの骨の成長が乏しくなり歯列矯正を必要としてるお子さんが増えているようです。健康な体と豊かな心を育むのは食ですからきちんとした食育を学ぶことは非常に大切なことです。

親子で通う料理教室ではこのような食育について学ぶこともできます。また、最近ではオンライン上でもタブレットなどを用いて学ぶこともできます。親子で料理教室を学びたいけど近くに教室がない、という方もオンラインでしっかりと学ぶことができますよ。

 

さて、親子で料理教室へ通うことのメリットをお話しましたがデメリットもあります。

それはスケジュールを合わせて親子で通うことが難しい場合があることです。親御さんの仕事の都合やお子さんの学校の予定など家庭のスケジュールによってはなかなか続けて通うことができないこともあるかもしれません。

料理教室に通うことを決めて入会金や月謝を払ったはいいものの、『スケジュールが合わないのでまた来週にしよう、やっぱり合わせられないのでまたまた来週に・・・』と延期を繰り返している間に通える期間が過ぎてしまってせっかく支払ったお金が無駄になってしまうことがあるかもしれません。

このように基本的にはあらかじめ事前にお金を払い月ごとに決まった回数を通うことができる「定額制」を設けている教室は多いですが、少しお値段が高くなってしまう場合もありますが、1回のレッスンごとに都度お金を仕払う「チケット制」を設定している料理教室もあります。

通おうと思っている料理教室にどのようなコース設定があるのか、親御さん、お子さんのペースを考えて「定額制」にするほうが良いのか「チケット制」にするほうが良いのか、ということもよくよくご検討いただければと思います。

 

子供に料理教室って危なくない?

料理をするにはどうしても包丁を使います。親御さんの中には『子供と一緒に料理はしたいけど、もし包丁で指でも切ったら…』と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

ですが心配はご無用です。手が切れない子供専用の包丁というものがありますので、お子さんが包丁の扱いにまだ慣れていない時は通常の包丁を使うのではなく、こちらの子供用の包丁を使うようにしてください。

また、このような特殊な包丁がない場合でも食事の時に使用するナイフで柔らかい食材から切ってもらうのもオススメです。例えばバナナや豆腐などは刃先が鋭利でなくても切れますので、まずはこういった食材で『切る』という動作に慣れることからはじめてみるのもよいでしょう。

また、調理ではガスや電気を使いますのでやけどやけがなどの心配もあります。この機会に改めてガスコンロやオーブンレンジ等家庭にも誤って使用すると危険なものがある、ということを子どもさんに教えることによって電化製品の正しい使い方も同時に学ぶことができます。

 

親子で通えるスクール選びのポイントは

①親子で参加可能であること。

そもそも親子参加が可能なことが大前提としてあるのですが、実際にはすべてのスクールが親子参加を可能としているわけではありません。ホームページなどで「親子参加可能」とうたっているか、電話やメール、ホームページからの問い合わせなどで親子参加が可能かを確認することが必要です。また、子供の対象年齢の確認や一度に子供何人まで参加可能なのかも事前に聞いておくと安心ですね。

②教室の雰囲気を確認する。

講師や教室全体の雰囲気によっては料理教室を通しての親子でのコミュニケーションや、おうちへ帰ってからの料理への取り組みに影響することがあります。興味のある料理教室のホームページやSNS等で事前に雰囲気を確認し、自分たちにあっているかどうか見極めるようにしてください。

③自分たちの希望に沿った内容であるか確認する。

上記で上げたように食材を洗う、切る、さばく等の調理工程も含まれているのか、時短として下準備を予め教室側で済ませているのかも確認しておいてください。

④料金・レッスン回数・スケジュールは必ず確認する。

実際に料理教室に通う際には、料金やレッスン回数、スケジュールは確認するようにしてください。教室のホームページや案内チラシなどには必ず目を通して無理なく通えるかを確認してください。料理教室のメリット・デメリットでもお伝えしましたが、せっかく通おうと決めたもののスケジュールが全く合わずにただ時間だけが経過して気がついたら期間内に規定のレッスン回数に参加できなかった・・・ということにならないように気を付けてください。

⑤講師や料理教室のスタッフの対応を確認する。

料理教室へ通う際には講師やスタッフの方の対応も重要なポイントです。親子ではじめて通うのであれば不安なことや気になることもいろいろとあるかと思います。そんな時にどんなささいなことでも丁寧に対応してくれるか?ということを確認しておくことが大切です。

 

まとめ

今回の記事では「親子の習い事に料理教室をおススメする理由」を書きました。親子で料理教室に通うことはメリットが多いので、一度通える範囲で料理教室を探されてみてはいかがでしょうか?

「おやこ☆スター」のサイトもぜひご活用いただき、ご自身にぴったりのスクールを見つけてください。