少し前までは習い事は子どもだけがするもので、親は別で趣味を持つ、と言うのが一般的でしたが、近年親子で習い事に通っているという方が増えてきています。
これまでの親子の枠組みを外し、一緒になって一つの授業を受ける。
ありそうでなかった非日常の体験を、習い事を通じて行い、親子で成長する喜びを味わえる。
レジャーや1回きりの体験とは違い、継続が条件だからお子さんの成長もいつも間近で見られ、1回1回の出費もリーズナブル。
休日には親子で習い事教室に通うという習慣ができ、運動不足の解消や学び直しにもつながります。
そんな魅力がいっぱい詰まった親子で習い事をするということの、メリットやデメリット、親子でおススメの習い事などを、まとめました。
親子で習い事をするメリット
親子で習い事をする事にどんなメリットがあるのか?
大きく分けて次の3つです。
①親子の共通の趣味・話題ができ、成長していく過程を見ることができる
習い事は基本的に継続が条件となるので、お子さんの成長を毎週近くで見ることができ、親御さんも一緒に参加するので、親子で一緒に楽しみながら成長することができます。
少年野球やサッカーなどは、見ている親が暇という事が多いので、年間行事で一番盛り上がるのは親子対抗試合という事が多いのも、やはり親御さんも一緒に参加したがっているという事です。
またある程度お子さんが大きくなった後でも、習い事を理由に一緒について来てくれたり、共通の話題ができることで、会話も増えます。
➁お出かけよりも1回あたりが断然リーズナブルに楽しめる
例えばアミューズメント施設に家族で1回お出かけすると、交通費や入場料、外食費などを含めるとウン万円かかった、と言うのは一般的なお話。
ただ、基本的に習い事教室と言うのは、お出かけに比べて1回1回の実質の参加費がリーズナブルに抑えられており、無駄な買い物をすることもありません。
お父さんがお子さんを連れて午前中習い事教室に行っている間に、奥さんに一人の時間を過ごしてもらう、という事も可能です。
③参加のハードルが下がり、サボり癖もつきにくい
どうしても初めてチャレンジする事へのハードルは高いもの。
不安であったり、周りの目が恥ずかしかったり、何か参加しない言い訳を探してしまうもの。
でも親子での参加なら、そんな不安も格段に減らせます。
お父さんやお母さんと一緒なら参加する、と言うお子さんも多く、親御さんとしても「ちょっとこの歳でこの競技に一人では参加しにくいな」といった恥ずかしさも、子どもの付き添いですと言った建前も通用します。
実際に通い出してからも、一人ではサボり癖がついてしまう人でも、親子ならどちらかがお尻を叩いてくれるので、日々の参加率も高くなりますよね。
親子で習い事をするデメリット
メリットがたくさんある親子での習い事ですが、デメリットも少しはあります。
それがこちらです。
①会費などが人数分だけ高くなる。
お子さんだけの習い事や親御さんだけの趣味なら一人分の会費で済みますが、親子でとなるとその人数分の会費が必要になってきます。
ただ、親子コースや親子割引などでお得に会費を設定している教室も多いので、そういった教室を探すのもおススメです。
➁上達を最優先にするなら、別々が良い事が多い。
思い出作りや一緒に成長する喜びを得たい、というニーズにピッタリな親子での習い事。
ただ競技自体の純粋な向上となると、お子さんはお子さん、親御さんは親御さんで別々での参加が望ましい場合が多いです。
その方が甘えを捨てて競技に集中ができ、上達が見込める場合が、ほとんどです。
③親子参加が可能な教室を探すのが大変
すべての習い事教室が親子でも参加を受け付けているわけではありません。
また、親御さんには「うちの子も連れて行って、周りの大人の方たちの迷惑にならないかな?」と言った不安も抱かれます。
事前に電話やメールで毎回確認しながら習い事教室を探すのも大変な作業。
そんな方には、親子でできる習い事教室がみつかるサイト「おやこ☆スター」を使って探してみて下さいね。
親子でおススメの習い事
では実際にどんな習い事が親子でするのに、おススメなのか?
3つ挙げてみました。
①キックボクシング
キックボクシングは数少ない殴る蹴ると言った動作が競技の中で組み込まれている習い事です。
全身運動で運動不足の解消になり、ストレス発散にもピッタリです。
また、お子様には護身術を身に付ける意味でもおススメで、自分の子どもがいじめなどに遭わないか、と言った親御さんの心配も解消してくれます。
体と心の強さの為に、キックボクシングはおススメです。
➁ボルダリング
・頭も使って、体も使って、バランス感覚や体幹の強さも身に付けて欲しいと言うなら、ボルダリングも非常におススメです。
スタート地点からゴール地点まで決められた石(ホールド)のみを使って登るという単純なルールですが、体だけでなく頭もたくさん使います。
これまでできなかった課題も、アドバイスは反復練習ですぐにできるようにない、達成感も味わえ、自信にもつながります。
また、あまり太っていてはできないので、継続して通う事で、親御さんのダイエットの理由付けにもなります。
③BMX
専用の小型の自転車を使って色々な技を繰り出すBMX。
障害物を使って行うパークと言われる競技と、平らなところで技を繰り出すフラットランドがあります。
後者のフラットランドであれば平らな地面で行うので、初心者にも安心。
集中力やバランス感覚、技を成功させた時の達成感など、得るものが多いスポーツ。
キックボクシングとボルダリングも含め、屋内競技なので雨が降っても気にせず練習できるのも嬉しいポイント。
まとめ
以上が親子で習い事をするうえでのメリット・デメリットです。
お出かけばかりとなると計画を立てる手間や出費が大変になりますが、日常的に習い事教室に親子で通う習慣が良い習慣が身につけば、その苦労も半減されます。
継続が前提の習い事なので、一度良い習い事教室や趣味が見つかれば、二回目からは安心して通うことができます。
週末は近所の公園やショッピングモールだけでなく、一度習い事教室に体験に行ってみてはいかがでしょうか?